上海からの帰国には春秋航空（Spring Airlines）を使いました。今回、お金はセーブして旅行はしたいと思っていたのですが、LCCの上海～成田、羽田間は真夜中の運航とか、なかなか体力的にきつそう。そこでふと思いついたのは、茨城行き。朝8時40分に上海発なので、ぎりぎり上海市内からも地下鉄+リニアモーターカーで行ける時間。そして、茨城空港から東京駅まで、空港利用者は500円のワインコインバスを利用できます。
運賃と税金+座席指定料金、機内食注文で、片道16,180円。中国のLCCだと、かなりビビりながらの搭乗でしたが、春秋航空は悪くなかったですよ。
市内（人民広場駅）から始発の地下鉄+リニアを利用して空港到着は7時前。春秋航空のチェックインカウンターは出発階の一番端っこにあって、カウンター到着は7時少し過ぎたころ。ちょうど朝のピークなのでしょうか、カウンターは長蛇の列です。行先ごとに分かれていないで、すべての行先が同じチェックインカウンターです。
カウンターの数は結構あるので、チェックイン待ちの列は少しずつ流れています。でも、チェックインカウンターにたどり着いたのは、出発の一時間前の7時40分ごろ。30分は並んでいた計算です。
預入荷物はなかったのですが、もちろん手荷物もしっかり計量されました。
ぴらぴらの搭乗券。3つに分かれている搭乗券は初めて見ました。
上海・浦東空港は近代的なターミナルで、アジアの最近できている空港と似たつくりです。手荷物検査後の様子はこんな感じ。チェックインが完了したのが出発1時間前。手荷物検査も、出国手続きまあまあ混んでおり時間が結構かかりました。ここにたどり着いた時点で出発の30分前。お店を見る余裕もないので、トイレを済ませて搭乗口に向かいます。
もちろんのバスゲート。朝早いからか、ターミナルも、搭乗口付近もそれほど人が多い感じはしませんでした。
バスに乗り場からはかなり離れた場所に駐機していました。7～8分はバスに揺られたかも。バスゲートは飛行機の写真が撮れて嬉しい限り。飛行機はA320。
シートは皮張りで、こんな感じです。
シートピッチもLCCの標準って感じですね。広くはないですが、数時間のフライトなら我慢できる範囲。
僕の短い足だと、この余裕。
９割程度の埋まり具合。中国人8割、日本人2割かな。思ったより、日本人が多く乗っていました。
男性クルーの保安デモ。LCCのA320の運航でしたが、クルーはなんと6人も搭乗。そのうち4人が男性。
テーブルはこんな感じのスタイル。初めてです。結構小さめ。
安全のしおりといざと言うときの袋。思ったより、ブランディングがちゃんとしているんだなあと言う印象。
機内誌も。ただしすべて中国語のみ。
機内販売の案内は、機内誌の中に。
ビールも、コーヒーも、水も全部10元（約170円）。シンプルな値段設定で良いのだけれど、すべて10元とは。
機内食を事前注文していたので、水平飛行に移るとすぐに座席まで持ってきてくれます。事前に食事を頼んでいた人は5人もいなかったかも。でも、浦東空港で時間が無くて、朝から何も口にしていなかったので、頼んでおいて良かったです。
箱の中身はこんな感じ。パンとクラッカー、ピーナッツ、ザーサイ。
温かい食事はこちら。ビーフンを頼んだのですが・・。あっさりしたビーフンを想像していたのに、出てきたのは濃い目の味付けで、麺も太目。でも、野菜も多くて結構美味しくいただきました。
後で見返してみると、オーダーページにはこれらの写真が載っており、ちゃんとその通りのものが出てきていました。ホームページから借用してきた写真がこちら。しかし、セットには水などは含まれず、機内で頼む必要があります。
フライト時間は2時間ほど。食事してぼーっとしていたらあっという間に茨城空港に到着です。
茨城空港は全ての便がタラップで乗り降りして、徒歩でターミナルに向かいます。入国審査も、税関もこの便のためだけにオープン。それほど混みあわないので、あっという間に抜けられます。そう言えば、機内では税関申告書配ってくれなかったなあ。
余談ですが、到着ロビーには「Youは何しに日本へ」の取材が。ここで対象の人見つかるのか？
以前、中国の航空会社（アライアンスにも入っている大手）のエコノミークラスに乗った時のサービスがあまりにひどかったので、今回全く期待せず（と言うか、覚悟して）に乗ったのですが、春秋航空は意外に悪くない、と言う印象でした。中国自体が変わってきてるというのもあるのかもしれませんが、やはり急成長しているLCCだけのことはあるなと思いました。クルーの方もみんないい感じでしたよ。英語もちゃんと通じるし。
9C8897 PVG-IBR Nov 2017